東京大学出版会『顔身体学ハンドブック』に当ネットワーク世話人・山本芳美(都留文科大学教授)が寄稿しました。
東京大学出版会『顔身体学ハンドブック』
http://www.utp.or.jp/book/b555766.html
目次構成は、下記をご覧ください。化粧関連の章もございます。
主要目次
序 顔身体学とは何か(山口真美)
第1章 顔身体学の基礎
1-1 顔身体学概論(金沢 創)
1-2 顔身体論史(河野哲也・田中章浩・床呂郁哉)
1-3 心理学(高橋康介)
1-4 神経科学(渡邊克巳)
1-5 身体化認知(佐々木恭志郎・山田祐樹)
1-6 ロボット工学(温 文・楊 嘉楽)
1-7 文化人類学(床呂郁哉)
1-8 哲学的身体論(河野哲也)
第2章 顔身体学の方法
2-1 科学方法論(佐古仁志)
2-2 心理学実験調査法(氏家悠太)
2-3 神経科学実験法(中島悠介)
2-4 フィールドワーク(西井凉子)
2-5 社会調査(床呂郁哉)
2-6 現象学入門(國領佳樹)
第3章 顔身体学のテーマ:心理学
3-1 顔の心理学1 顔の特性(山口真美)
3-2 顔の心理学2 表情と情動(金沢 創・渡邊伸行・渡邊克巳)
3-3 顔認知の基盤となる脳内メカニズム(岩田沙恵子・月浦 崇)
3-4 顔ニューロンの現在(永福智志)
3-5 顔と魅力(中村航洋・渡邊克巳)
3-6 化粧の心理学(三枝千尋・渡邊克巳)
3-7 顔の多感覚知覚(田中章浩)
3-8 対人関係と顔身体(髙木幸子)
3-9 臨床顔身体論(小林俊輔)
3-10 顔身体の動物行動学(金沢 創)
3-11 顔の発達論(大塚由美子)
3-12 顔と加齢(泉家怜奈・朴 白順・月浦 崇)
3-13 顔身体の障害学・病理学――相貌失認の現在(永福智志)
3-14 文化は認識に影響するか――顔身体との兼ね合いで(上田祥行・北山 忍)
第4章 顔身体学のテーマ:文化人類学
4-1 言語と顔身体(菅原和孝)
4-2 身振り,姿勢と模倣(田 暁潔)
4-3 顔身体とトランスカルチャー(佐藤知久)
4-4 ポストコロニアリズム(田中雅一)
4-5 舞踊・パフォーマンス(吉田ゆか子)
4-6 音楽と身体(野澤豊一)
4-7 身体変工(山本芳美)
4-8 セクシュアリティ(田中雅一)
4-9 カワイイ(kawaii)文化(床呂郁哉)
4-10 管理される身体や装い(山本芳美)
第5章 顔身体学のテーマ:哲学・文化
5-1 顔身体の現象学(小手川正二郎)
5-2 顔身体の社会学(後藤吉彦)
5-3 人種の現象学(小手川正二郎)
5-4 「男らしい振る舞い」「女らしい振る舞い」(宮原 優)
5-5 現象学的化粧論(石田かおり)
5-6 身体学――「体感と問い」の学(諏訪正樹)
5-7 ロボットとサイボーグ(長滝祥司)
5-8 顔身体とアバター(岡嶋隆佑)
5-9 顔身体と美術――描かれた顔,身体(宮永美知代)
5-10 障害学(田中みわ子)
終 顔と身体の関係(河野哲也)
コラム
1 身体図式モデル――顔と協調運動(三浦哲都)
2 ムスリム・ファッション(塩谷もも)
3 湾岸地域の仮面文化――顔を隠す? 飾る?(後藤真実)
4 東南アジアのトランスカルチャー状況(床呂郁哉)
5 「複言語使用」とからだがものを言う日常コミュニケーション(吉田優貴)
コメント