化粧文化研究者ネットワークの皆さま
春は名のみの春寒の続く毎日ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
さて、次回の化粧文化研究会は映画の都、京都での開催となります。講師には東映・刺青絵師の毛利清二氏をお迎えし、座談会形式で行います。場所は京都大学吉田南キャンパス。京都大学映画コロキアムとの共同主催です。
春の一日、奮ってお出かけください。
代表 北山 晴一
第66回 化粧文化研究者ネットワーク研究会
記
テーマ「東映・刺青絵師 毛利清二氏に聞く『俳優に刺青を描く』とは」
【日時】 2024年 3月10日(日)15:00-17:00 (受付・入場14:30〜)
【主催】
化粧文化研究者ネットワーク
京都大学映画コロキアム
【会場】:京都大学吉田南キャンパス総合人間学部棟1102
https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/yoshida/map6r-ys(84の建物1階)
※休日のため、西口扉のみの開放となります(当日は案内板を置きます)
【最寄りの公共交通機関からのアクセス】
京阪「出町柳」駅下車 今出川通を東へ徒歩約20分
京阪「出町柳」駅下車 市バスにて約10分
201系統「祇園 みぶ」行き 「京大正門前」下車3分
【登壇者】
毛利清二(元東映株式会社・刺青絵師)
山本芳美(都留文科大学文学部教授・化粧文化研究者ネットワーク世話人)
木下千花(京都大学大学院人間・環境学研究科教授)
原田麻衣(京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期)
◆タイムテーブル
14:30 受付開始・参加費徴収
15:00 ネットワーク代表あいさつ
15:05 毛利清二氏によるトーク(聞き手:山本芳美氏、原田麻衣氏)
16:00 木下千花氏によるコメント、参加者との質疑応答
17:00 終了
◆お申し込み方法
下記リンク先のGoogleフォームからお申し込みください。「東映・刺青絵師 毛利清二氏に聞く「俳優に刺青を描くとは」参加登録Googleフォーム
※満員御礼でお申し込み受付を締め切りました。
締切日 2024年3月8日(金)
◆定員
先着70名(京都大学学生・教職員を除く)、完全予約制
※満員御礼で予約の受付を締め切りました。
◆参加費
1,000円(京都大学学生・教職員は無料)
◆内容
第66回研究会では、元東映・刺青絵師の毛利清二氏を囲む座談会を催します。
今回は京都大学映画・メディア合同研究室「京都大学映画コロキアム」との共催となります。
毛利氏は1930年に京都に生まれ、東映・京都撮影所俳優部を兼任しながら40年以上に亘り俳優の身体に刺青を描く刺青絵師として活躍されてきました。東映黄金期を形作った「昭和残侠伝」シリーズ(2作目以降)や「仁義なき戦い」シリーズ、さらにはテレビ時代劇「遠山の金さん」など数多くの作品を手がけ、刺青を描いた役者の数は高倉健、鶴田浩二、藤純子などのスターをはじめ、脇役も含めると2000名以上にのぼります。
文化人類学者でありイレズミの文化史を専門とする山本芳美氏は、2023年3月より東映太秦映画村・映画図書室で毛利氏に継続的に聞き取り調査をおこない、京都撮影所における刺青化粧の工程や、刺青を軸とした映画制作現場の実態を精緻に記録してきました。同時に、共同研究者であり映画生成研究を専門とする原田麻衣氏は、毛利氏の所蔵する刺青下絵をデジタル・アーカイブ化し、一次資料の整理を進めてきました。
今回は、山本氏と原田氏が聞き手となり、毛利氏に「俳優に刺青を描くこと」について話を伺います。その後、木下千花氏によるコメントに続いて、参加者による質疑応答を受けつけます。化粧研究に関心ある方だけでなく、映画ファンの皆様のご参加を歓迎いたします。
◆本会は2024年5月1日(水)より7月28日(日)まで京都のおもちゃ映画ミュージアム (〒604‐8805 京都市中京区壬生馬場町29-1 嵐電「四条大宮駅」・阪急京都線「大宮駅」・JR「二条駅」より徒歩7分~8分)にて開催される「刺青絵師・毛利清二の仕事 映画とテレビ時代劇「遠山の金さん」の世界」展のプレイベントです。
企画展に関するお問い合わせ・取材依頼は、mouriseiji.kyoto2024(at)gmail.comまでお寄せください。
(送付の際は、(at)を@に変えてください)
◆毛利清二氏の代表作品のひとつ「遠山の金さん」(杉良太郎版ほか)は、東映時代劇YouTube https://www.youtube.com/@toei_jidaigekiよりご覧になれます。また、CS、地方局などでも再放送されています。
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