2021年3月6日(土) 13:30-17:45
会場:オンライン:ZOOM
第56回研究会と位置づけ、日本顔学会25周年記念シンポジウムに参画しました。
顔学会のシンポジウムは第1部が基調講演と特別講演による<顔を学ぶ>、第2部は<顔を楽しむ・顔で遊ぶ>インタラクティブセッション。似顔絵、若手交流会、美人画研究会、化粧文化研究者ネットワークの4団体が参画。Zoomのブレイクアウトルーム機能を利用し、4つのセッションが同時開催されました。
以下、化粧文化企画のレポートです。
#化粧文化研究者ネットワークRoom
前半は、マスク時代の化粧: 今だからこそ「顔の上半分」が重要、と題し、資生堂ヘアメイクアップアーティストによるレクチャー。神宮司芳子さんは、女性アイドルグループperfumeを例に前髪による印象の違いを解説。前髪の有無でなく、眉や額の見せ方・隠し方が印象演出のポイントとのこと。中村潤さんは、顔学会会員おなじみの若手の先生4名の顔写真で眉を加工し、男性版顔立ちマップに基づく印象変化を実演。マスク生活でも、顔のパーツを見せる、隠す、調整する、彩る事で変化を楽しめると気付きました。
後半のテーマは、マスク生活一言:「これからの顔とマスク」。マスクは私達の顔/化粧をどの様に変えたか?を語り合いました。「ファンデはフォーマルに限定。眼鏡アレンジを楽しめる。前髪が伸びたら眉を書かない。」等、生の声が届きました。
最後にコロナ禍が化粧文化にもたらした事を3点に集約。①新しい顔様式 ②化粧観のリセット ③化粧のジェンダーレス化。ジェンダーを問わず、化粧する/しない自由を選び取れる社会になれば、と、総括。顔学会の皆様との討議で、互いに知見を広められた機会でした。
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